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掛け軸を見る位置 Position of the correct line of sight when watching the hanging scroll.

先日来られたお客様からお聞きしたお話。ご年配で大変物知りで含蓄のあるお話をして下さる有難いお客様。この方が掛け軸を見るときの目線の位置についてしばしばお話になる。一般的に掛け軸は床の間に掛けて、畳の上に座ってみると丁度良い位置になるように描かれているそうだ。この時は満つ美のホームページに載せている”ヨーロッパ更紗表装の武沢楊岸の絵”をお見せした。古裂にもとてもお詳しいので、この意表をつく取り合せの表装を’明治・大正期の粋’と喜んで下さり又、褒めていただいた。この絵は中ほどの位置が目の正面に来るように座ってみると良いと言われ、満つ美では壁に吊っているので店の椅子に座るとピッタリの高さになった。椅子に座って見てみると先ず正面の滝、その下に高士が描かれ、徐々に目線を上げるとそびえている山を見上げている気持ちになった。立ちながら見るとは大違いの風景がみえる事を教えて頂いた。

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