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- 品番
- p29
- サイズ
- 56x36.5 68x105
- 年代
- 幕末 Late Edo period
- 作者
- 森寛斎
- 文化11年~明治27年(1814~1894)
長州藩出身。森徹山の養子、明治期は帝室技芸員、明治の応挙と呼ばれる。
- 価格
- 60,000円(税込)
- 備考
- 「元治三年丙寅之冬」について
元治は元年の2月からおよそ1年間で終わる。元治三年(丙寅)は存在せず実際には慶応二年の事である。絵と落款・印は間違いない。寛斎は京都で活躍する温和な画家の印象が強いがそれは明治以降の事で、長州藩下級武士の出身で幕末は勤王の志士として長州と京を行き来して国事に奔走していた。慶応元年には萩藩(長州藩)の御用絵師となっている。専門の方にご教示頂いたのだが「元治」は元に治めるで天皇の世を指し「慶応」は長州藩が朝敵になってしまい「慶喜に応ずる」とも読めるので、寛斎は「慶応」という年号を使いたくなかったと考えられる。
紙本絹装合箱