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映画「存在のない子供たち」

     

ネットフィリックスで「存在のない子供たち」をみた。翌日も頭の中はこの映画でいっぱい、夜にもう一度みた。

見始めた時は過酷そうで重そうで気が進まなくなってしまったのだが、主人公の少年ゼインのどこが哀しみをたたえた美しい瞳に引き込まれた。そして決して暗くて重い映画ではなかった。少年ゼインの持つ強さ、怒り、優しさをとてもとても上手に描いている。

キャスト全員が役柄と似た環境の素人であることがリアルな現実に思いをはせさせてくれる。映画の中のゼインに明るい未来がありますように!ゼイン役のゼインに幸せの未来がありますように。そしてゼインと同じような子供達が今もたくさん生活している現状に心が痛くなる。中東問題、レバノン、シリア難民といったニュースでみる出来事は遠い国の他人事だったのが、この映画をみた後はそうでなくなった。 監督のナデイーン・ラバキーは中東レバノンの女性。

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